捕集部に回転ディスクを搭載し、慣性激突・遠心分離によりオイルミストを効率よく捕集します。さらに遠心力によるディスクの自浄作用で、フィルタ方式に比べて目詰まりに風量低下が少なく、長時間性能を維持します(1μm以上の粒子を効率よく捕集します)。
機器の設置環境に合わせて、吸込み口を変更できます(標準は上面)。また、点検扉も左開き、右開きを選択できます(標準は左開き)。設置条件が緩和されます。
フィルタを使用していないので目詰まりが少なく、風量が維持されます。ディスクを清掃するだけで、廃棄物もなく、環境にも配慮しています。
一般的なフィルタ方式は風量が時間とともに落ち、捕集能力も低下します。遠心分離式のクリーンワンダーは自浄作用により目詰まりが起こりにくいため、風量の低下が少なく捕集能力も長時間維持し、メンテナンス回数も少なくて済みます。
ステンレス製の捕集ディスクは、本体点検扉を開け、簡単に清掃することができます。一般的なフィルタ方式は使用後にフィルタを破棄する必要がありますが、クリーンワンダーは捕集ディスクを繰り返し使用できるので、環境にやさしい商品です。
加工物の冷却に切削油を使用する現場では大きな粒径のオイルミストが大量に発生します。
高速回転ディスク遠心分離方式により捕集する「クリーンワンダーシリーズ」が最適です。
クリーンワンダーは、3つのポイントでコスト削減に貢献いたします。
電気集じん機の集じん電極は、荷電部(アイオナイザ)と集じん部(コレクタ)で構成されています。荷電部はトゲ式アイオナイザに高電圧を印加し、対向電極を接地することでコロナ放電を形成し、オイルミスト粒子に荷電を与えます。集じん部(コレクタ)は2種類の極板で構成されており、片方に高電圧を印加し、もう一方を接地することで極板間に電界を発生させクローン力により荷電されたオイルミストを極板に吸い付けます(1μm以下の小さな粒子でも集じんします)。
アイオナイザ部の荷電において、イオン化線方式は、断線による突発的な集じん停止が発生する反面、安定的な荷電ができます。一方、従来の針方式は、その形状から針先の摩耗が早く、変形しやすいが、断線はありません。ミドリ安全が新たに開発したトゲ式アイオナイザは、そのトゲ先の形状により安定した荷電ができ、断線による集じん停止がありません。
新型トゲ式アイオナイザの放電極材質は耐久性に優れた純チタン製。トゲ先形状を最適化し、高効率化を実現。イオン化線断線による集じん停止がありません。
コレクタの高圧電極板に、半絶縁プラスチックシャフト構造を採用し、水溶性ミストに起こりがちな高電圧のリークやスパークが起きにくく、安定した集じん性能が得られる様になりました。フィルタを使用していないので目詰まりが少なく、風量が維持されます。ディスクを清掃するだけで、廃棄物もなく、環境にも配慮しています。
フィルタ式はろ材で、ろ過集じんするのに対し、電気集じん方式では電極板を等間隔に配列し、電気的に集じんさせるため、汚れによる目詰まりが起きにくく、空気の抵抗が低く抑えられ、安定した風量が得られます。
汚れた集じん電極は洗浄することで再利用できるため、フィルタ等の廃棄物が発生しません。
電気集じん方式では集じん部が低圧損なため、送風機にかかる電力が抑えられ、一般的なフィルタ方式の同風量の製品と比較すると、消費電力が半分以下に抑えられます。また、高効率モータ・インバータを標準搭載しており(MCH-8・MCH-60NBを除く)、適切な風量調整が可能になり、省エネに繋がります。